線維筋痛症の即時痛み緩和法

米国では約400万人(約1人につき73人)が線維筋痛症に苦しんでいます。これは筋肉や靭帯の慢性的な痛みと、全身の倦怠感、睡眠障害、うつ、認知機能の低下を伴う疾患です。主に30代から60代の女性に多く見られ、原因は不明で根本的な治療法はありません。発症頻度は変形性関節症に次ぐ、筋肉痛の第2位とされています。

原因と症状

医学的にはまだ十分に解明されていませんが、深い睡眠(ステージ4)が得られないことが関与している可能性があります。深いリラックス状態で筋肉が再生・修復されるはずですが、これが阻害されると首・背中・肩・腰などに焼けるような痛みが生じ、全身にインフルエンザ様の倦怠感が伴います。

即時の痛み緩和法

根本治療が困難なため、症状を和らげる方法や薬剤が重要です。以下にすぐに効果が期待できる対処法を紹介します。

温熱療法

痛みのある部位に温熱を与えると血流が改善し、筋肉や関節の硬直が緩みます。温熱パッドや温湿布を15~20分程度使用すると、瞬時に痛みが軽減します。

軟膏・バーム

市販の鎮痛軟膏やバームは、患部に塗布するだけで即効性のある鎮痛効果があります。痛みの強い箇所に軽くマッサージしながら塗布すると、数分で痛みが和らぎます。

ディープティッシュマッサージ

深層組織マッサージは、筋肉の緊張を直接ほぐす手技です。専門のセラピストに施術してもらうか、セルフマッサージで圧をかけると、硬直した筋肉が解放され痛みが減少します。

パラフィン温熱療法

液体ワックスやパラフィンを加熱し、患部を包むことで均一な熱を伝えます。ワックスが固まるまで温め続けると、深部まで熱が届き、短時間での疼痛緩和が期待できます。

鎮痛薬・筋弛緩剤

米国食品医薬品局(FDA)が承認している線維筋痛症治療薬は、サベラ(Savella)、リリカ(Lyrica)、シンバルタ(Cymbalta)の3剤です。ステロイドやリドカインの局所注射も即効性があります。さらに、フレキシリル(Flexeril)などの筋弛緩剤や、アセトアミノフェン、イブプロフェン、アスピリン、ナプロキセンといった一般的な鎮痛剤も有効です。効果が不十分な場合は、必ず医師に相談してください。

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