Conus Medullaris(脊髄円錐)とは?

脊髄円錐(Conus Medullaris)とは

脊髄円錐は、脊髄の下端に位置する円錐形の先端部で、脊髄の終端を形成します。円錐部からは馬の尾(cauda equina)と呼ばれる神経線維の束が下方へ伸び、馬の尾のように見えることからこの名が付けられました。

解剖学的概要

  • 脊髄は約45センチ(約18インチ)長で、脳幹から脊髄円錐まで続きます。円錐は胸椎の下部(通常はT12)と腰椎の上部(L1)との間、稀にL2まで達します。

  • 円錐部は足、性器、腸・膀胱の機能を司る神経が集まる重要な部位です。

損傷とConus Medullaris症候群

  • 感染症、脊柱管狭窄、外傷、腫瘍、血栓などが原因で円錐部が圧迫されると「Conus Medullaris症候群」を引き起こします。重症例では、脚や大腿部、足の感覚喪失、勃起不全、排尿・排便障害が現れます。

主な症状

  • 下肢の痛みや脱力感は、椎間板ヘルニアや膨隆と混同されやすいですが、円錐部の圧迫は両側に対称的に現れることが多いです。重度の場合は歩行困難や麻痺に至り、早急な医療処置が必要です。

神経伝達と保護構造

  • 円錐部は脳脊髄液で覆われ、硬膜、くも膜、軟膜の三層からなる髄膜に保護されています。電気信号は脳から脊髄を通り、下肢の神経や筋肉へと伝達されます。

背中の痛み - 関連記事