スパンドロシス(脊椎症)の原因とは
ほとんどの医師は、頸部や腰部の脊椎変性を総称するために「スパンドロシス(脊椎症)」という用語を使用します。診断名ではなく、痛みの原因は変性椎間板疾患や変形性関節症などが考えられます。スパンドロシスの主な症状は、椎間板の摩耗、頸部や腰部のこわばり・痛み、四肢のしびれや脱力、歩行困難、排尿・排便障害などです。
姿勢不良
姿勢不良はスパンドロシスの主な原因の一つです。腰椎の過度な前弯(過度の前屈)、胸椎の後弯、側弯など、姿勢の偏りは脊椎に過度の負担をかけ、摩耗を促進します。矯正運動の専門家であるアンソニー・ケリー氏(『Pain-Free Program』著)は、正しい姿勢で座る・立つこと、長時間座り続けないこと、個々の姿勢に合わせた矯正エクササイズを行うことで、姿勢の劣化と脊椎の変性を防げると指摘しています。
変性椎間板疾患
変性椎間板疾患は、椎間板の弾性と水分が失われ、椎体間の隙間が狭くなる状態です。年齢とともに水分が減少し、衝撃吸収能力が低下します。ウィスコンシン州のニューロスパインセンターに所属する整形外科医、ピーター・ウルリッヒ Jr.博士によれば、変性椎間板は自然な老化現象であり、背部痛の症状は通常60代・70代になってから現れます。
脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は、頸部または腰部の椎骨間が異常に狭くなる状態です。腰部の狭窄は坐骨神経痛を引き起こし、臀部や脚の一側にしびれや痛みが生じます。頸部の狭窄は神経が圧迫されやすく、全身の脱力や麻痺をもたらすことがあります。
変形性関節症
変形性関節症は股関節、膝関節、手や手首などの関節に炎症や硬直、腫れが起こる疾患です。脊椎においては、椎間板や椎体間の軟骨・関節液が減少し、摩擦が増えて痛みや筋緊張を招きます。また、変形性関節症は二次的に脊柱管狭窄症や変性椎間板疾患を引き起こすことがあります。
