シェウマーン病(胸椎前弯症)による腰痛と背部痛の対策
シェウマーン病(シェルマン病)は、胸椎の成長障害により前弯が顕著になる先天性・発育性疾患です。思春期や成人期に発症し、側弯を伴うこともあります。
診断
胸椎の構造変形が認められ、X線検査で前弯角度が測定されます。家族性の傾向があるものの、正確な原因は不明です。
症状
- 背部の疲労感・こり
- 背骨の硬直感
- 姿勢不良・前かがみ
- 上部背部の疼痛や触診時の圧痛
- 側弯がある場合は体幹の歪み
治療法
運動療法
背筋や体幹の強化エクササイズ、ストレッチ、スイミングなどが推奨されます。これにより柔軟性と可動域が向上し、痛みが軽減しますが、湾曲角度自体は変わりません。
装具療法
重度の前弯がある場合はミルウォーキー装具が使用されます。装具は脊椎を固定し、成長期にまっすぐに伸ばすことを目的とします。
手術
前弯角度が70度以上、または疼痛が強く日常生活に支障がある場合は、矯正手術が検討されます。
薬物療法
痛みや炎症を抑えるために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛薬が処方されます。投薬は年齢・痛みの程度・湾曲角度を考慮して個別に決定されます。
