ヘルニアのプロロセラピー治療とは
ヘルニアとは
ヘルニアは脊椎や腹部など、体の様々な部位で起こります。脊椎ヘルニアは椎間板の間にあるスポンジ状の繊維クッションがずれた状態です。腹部ヘルニアは腹壁の弱い部分を内臓や組織が突き抜けることで生じます。主に身体的な負荷や外傷が原因で、放置するとサイズが拡大し強い不快感を伴います。
プロロセラピーとは
プロロセラピーは「成長治療」や「増殖療法」を意味し、外科手術を用いずにヘルニアを改善する方法です。糖分を含む硬化剤(スクレロシング剤)を患部の靭帯や腱に直接注射し、意図的に血栓や組織刺激を起こします。これにより局所的な炎症が誘発され、血流が増加し、線維様の結合組織が形成されて組織が収縮します。結果としてヘルニアが修復されます。
回復期間
個人差があるため回復期間は人それぞれです。数回の治療で完了するケースもあれば、10回以上必要になる場合もあります。医療記録では平均4〜6回の施術が一般的とされています。治療が始まると、担当医が具体的な回復見込みを提示できます。
外科手術との比較
外科手術はヘルニアを直接修復しますが、瘢痕組織が残ります。また、再発率も高く、手術後に再発するケースは約50%と報告されています。特に男性の場合、腹部手術で傷口を通過する際に精巣への血流が制限され、片方または両方の精巣が失われるリスクがあります。
その他のヘルニア
ヘルニアは脊椎や腹部に多いですが、股関節部にできる鼠径部・大腿部・陰嚢ヘルニアや、腹壁にできる臍ヘルニア、切開ヘルニア、スパイゲルヘルニア、再発ヘルニア、二重ヘルニア、ストーマヘルニア、食道裂孔ヘルニアなどもあります。いずれも過度の負荷や外傷が原因です。
