脊椎狭窄症の治療法

加齢に伴い脊柱管が狭くなる現象を脊椎狭窄症と言います。主に60代~70代に多く見られますが、外傷や先天的要因でも起こり得ます。狭くなった脊柱管が神経を圧迫すると、背中や首、腕、脚に痛みやしびれが現れます。

治療法の選択肢

安静と活動制限

完全なベッドレストは筋肉の硬直を招くため推奨されません。適度な安静と日常生活の活動制限を組み合わせることで、症状の悪化を防ぎつつ回復を促します。

薬物療法

抗炎症薬や鎮痛剤で痛みと炎症を抑えます。軽度の痛みには市販のイブプロフェンやアセトアミノフェンで十分ですが、重症例では処方薬やステロイド注射が用いられることがあります。

理学療法

マッサージ、電気刺激、温熱療法、エクササイズなどを組み合わせ、痛みの緩和と背筋の強化を図ります。週数回のセッションで数週間以内に効果が期待でき、手術後のリハビリにも有効です。

装具(ブレース)

腰椎サポートやコルセットなどの装具は、背中と腹部の筋肉を補助し、圧迫を軽減します。特に高齢者や体力が低下した患者の活動維持に役立ちます。

手術療法

保存的治療で効果が得られない場合、手術が検討されます。主な目的は神経圧迫の除去と疼痛の軽減です。椎弓切除術(ラミネクトミー)、椎弓切除術(ラミノトミー)、脊椎固定術(スパイナル・フュージョン)などが一般的です。

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