梨状筋症候群の対処法
梨状筋症候群は、梨状筋が坐骨神経を圧迫することで、臀部から足先にかけて強い痛みやしびれが生じる状態です。財布を後ろポケットに長時間入れて座るときに感じる痛みと似ていることから「ファットウォレット症候群」とも呼ばれます。適切な治療で症状は軽減できます。
正しい診断
梨状筋症候群が疑われる場合、医師は複数の検査を行います。症状は腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経の圧迫と似ているため、MRIやX線、理学療法の評価が必要です。
理学療法
理学療法士はストレッチや姿勢矯正、温熱療法、深部組織マッサージなどで梨状筋の緊張を緩めます。場合によってはボツリヌス毒素注射を行い、一時的に筋肉を麻痺させて痛みを和らげることもあります。
セルフストレッチ
自宅でできるストレッチとして、仰向けに寝て右足首を左膝の上に置き、右手で左太ももの裏側をつかみ、太ももを空中に持ち上げます。30秒以上保持し、反対側も同様に行います。
超音波療法
梨状筋は臀部の奥深くにあるため、通常のマッサージでは届きにくいです。超音波による熱刺激は深部組織に直接働きかけ、筋肉の緊張を緩和します。ストレッチが難しい患者にも有効です。
