脊椎の曲がり方とその原因について
正常な脊椎のカーブ
人間の脊椎は、上部頸椎で凹(前弯)、胸椎で凸(後弯)、下部腰椎で再び凹になるという自然なS字カーブを描きます。骨盤に続くまでこの三つの曲率が連続しています。
過度の前弯(腰椎前弯・頸椎前弯)
この状態は、通常のカーブが逆転した形になります。頸部と腰部が外側に突出し、胸部が内側に凹むのが特徴です。先天性の奇形や加齢による変性が主な原因です。
後弯(胸椎後弯・いわゆる「背中のこぶ」)
胸部から上部背部が前方に過度に曲がり、背中にこぶができる状態です。先天性の奇形や脊椎骨折が原因となります。
側弯(脊柱側弯症)
脊椎が左右に曲がる状態で、前後のカーブとは異なります。先天性奇形、外傷や骨折、感染症など多様な要因が関与します。
骨粗鬆症による曲がり
骨粗鬆症は骨密度が低下し、脊椎の椎体が潰れやすくなる疾患です。椎体が崩壊すると脊椎全体が曲がります。主な原因はホルモンバランスの乱れと運動不足です。
