脊椎融合手術後に背中がきしむ原因とは
脊椎融合手術後に背中がきしむ理由
1. 骨移植片のリモデリング
手術で使用した骨移植片は、体内で古い骨組織が分解され新しい骨に置き換わる「リモデリング」過程を経ます。この過程で骨移植片が微妙に沈み込んだり位置がずれたりし、きしむ音やクリック音が生じることがあります。
2. 固定具の微動
スクリュー、ロッド、プレートなどの固定具は、脊椎を安定させるために設置されます。背中を動かしたり特定の動作を行うと、これらの金属部品同士がわずかに擦れ合い、きしむ音が聞こえることがあります。
3. 瘢痕組織の形成
手術部位は治癒過程で瘢痕組織が生成されます。瘢痕組織が硬くなると、組織同士がこすれ合う感覚や音が生じ、きしむように感じられることがあります。
4. 脊椎の残存可動性
融合が完了していない部分や隣接する正常椎体は依然としてある程度の可動性があります。融合したセグメントが動くと、周囲の組織や固定具が接触し、きしむ音が発生します。
5. 体の動きの変化
手術後は脊椎の構造が変わるため、姿勢や動作パターンが変化します。この変化により椎体同士や組織の接触が変わり、時折きしむ音が聞こえることがあります。
すべての患者さんが音を感じるわけではありませんが、音と同時に痛みや違和感がある場合は、速やかに担当医や外科医に相談してください。
