頸部脊髄狭窄症の痛み管理
頸部脊髄狭窄症は、首の脊髄管が狭くなることで起こる痛みを伴う疾患です。脊髄は多数の神経が集まった束で、脊髄管を通って脳へ情報を伝えます。管が狭くなると、神経根が圧迫され、刺激や損傷が生じ、首や腕、脚にしびれ、こわばり、痛みが現れます。
痛みの管理
軽度・中等度の症例
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛剤で炎症と痛みを軽減します。
- 柔軟性と筋力を維持するための特別なエクササイズや理学療法を実施します。
- 炎症を抑えるため、安静や活動制限を勧めることがあります。
- 頸部カラーやサポートブレースを短期間使用し、首を固定して安定させます。ただし、長期使用は筋力低下を招くため注意が必要です。
- 股関節や脚に放散する急性疼痛には、ステロイド注射が行われることがあります。効果は一時的で、6か月間に3回以上の投与は推奨されません。
重度の症例
神経が強く圧迫される場合は、減圧手術が検討されます。手術では、圧迫の原因となる骨、椎間板、組織の一部を除去し、神経への圧力を軽減します。また、脊椎の安定性を高めるために椎体の固定(椎間固定)を行うことがあります。
