頚椎症(首の関節炎)の症状と対処法
頚椎症(頚部の関節炎)は、首の椎骨が変性し、骨や軟骨の摩耗が進む状態です。加齢が主な原因ですが、外傷や事故によっても発症することがあります。症状は人それぞれで、痛みやしびれ、バランス障害など多岐にわたります。治療は、安静・理学療法・鎮痛薬の使用、重症例では手術が検討されます。
痛み
- 関節の変性や骨棘(こつきょく)の形成により首の痛みが生じます。神経が圧迫されると腕や手、場合によっては足にまで痛みが広がります。頭痛を訴える患者もいます。市販の鎮痛薬で緩和できない場合は医師に相談してください。
感覚障害
- しびれやチクチク感は頚椎症でよく見られます。主に腕に現れますが、足に及ぶこともあります。稀に膀胱や直腸の感覚が失われ、排尿・排便失禁を起こすことがあります。この場合は重度の神経損傷であり、手術が必要になることがあります。
バランス障害
- 歩行時のバランスが取りにくくなることがあります。耳の感染症やめまい、他の神経疾患と鑑別が必要です。バランス障害は痛みやしびれと併発することが多いです。
筋力低下
- 腕(場合によっては足)の筋力低下や反射低下が見られます。これは神経が圧迫されることで筋肉の緊張が低下するためです。自覚しないこともありますが、診察時に指摘されることがあります。
可動域制限
- 首を左右に回す際に動きが制限され、痛みが伴うことがあります。医師や理学療法士の指示に従い、適切なエクササイズや温熱療法で改善を図ります。治療に応じて可動域は徐々に回復します。
