脊柱側弯症の痛みと対策
影響
患者が脊柱側弯症で痛みを感じる場合、曲線の外側(凸側)の筋肉が曲線を抑えようとして過度に働くために起こる「筋肉性の痛み」が一般的です」とロバート・ウィンター博士(元脊柱側弯症研究会会長)によります。また、一部の患者はノセボ効果(心的負荷による否定的な影響)を経験することがあります。
原因
脊柱側弯症の原因は多くの場合不明で、特発性脊柱側弯症と呼ばれます。機能的な原因としては、脚の長さが違うことや背部の筋痙攣が曲線を引き起こし、痛みの原因になることがあります。変性側弯症や神経筋性側弯症は、脳性麻痺や先天性欠損、骨棘や靭帯の弱化など、脊椎の形成や変化に問題がある場合に生じ、これらも背部痛を引き起こします。
症状
最も一般的な症状は異常な背部の曲線です。その曲線は軽度から重度まで様々です。重度の曲線は、他の原因がなくても背部痛を伴うことがあります。さらに、重度の側弯は呼吸困難や心肺機能の低下、息切れ、胸痛を引き起こすことがあります。
診断
背部痛を訴える患者は、医師が脊柱側弯症が原因かどうかを判断するために診断を行います。背部の視診・触診に加えて、既往歴や家族歴の詳細な聴取が行われます。必要に応じてX線検査を実施し、側弯の有無と曲線の程度を確認します。
治療
診断に基づき、医師は痛みの原因を特定した上で治療法を提案します。曲線が痛みの原因となっている場合や重度の場合は手術が選択肢となります。曲線がまだ軽度であれば、矯正用ブレースで背骨をできるだけまっすぐに保つことが推奨されます。また、理学療法や運動療法も一般的に勧められます。
