頚椎椎間板症(頚椎症)とは?

原因

頚椎症の多くは、加齢に伴う自然な摩耗が原因です。椎間板は乾燥し、突出やヘルニアを起こしやすくなります。頚部の靭帯は硬くなり、骨や軟骨がすり減って骨棘が形成されます。これらの骨棘が神経根や脊髄を圧迫し、稀に神経障害を引き起こすことがあります。

症状

頚椎症の主な症状は、首の痛みや背中・胸・肩に広がる痛みです。腕、手、脚、足にしびれや感覚鈍麻が現れることがあります。反射が異常になることや、歩行が不安定になることもあります。重症例では、排尿・排便障害が起こることがあります。

リスク要因

年齢が上がるほど椎間板の変性が進みやすく、頚椎症のリスクは高まります。過去の頚部外傷や繰り返しの負荷も早期発症の要因です。男女ともに罹患しますが、男性は比較的若い頃に発症しやすい傾向があります。

治療法

軽度から中等度の頚椎症は、生活習慣の改善と薬物療法で症状を緩和できます。市販の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)やアスピリンが一般的です。頚部サポート用のコルセットで固定し、理学療法士が指導する軽い運動やストレッチも有効です。

重症例の対処

保存的治療で効果が得られない場合、ステロイド注射や筋弛緩剤が処方されます。頚部牽引や安静が必要になることもあります。神経障害のリスクが高い場合は、外科手術で骨棘やヘルニア椎間板を除去し、インプラントや骨移植で椎体を再構築します。

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