ヘルニアができた椎間板は自然に吸収されるのか?

椎間板は背骨や首の各椎体の間にある、ゼリー状の小さな嚢です。背中や首の痛みを訴える人の多くは椎間板ヘルニアを抱えています。ヘルニアは嚢の壁が破れ、椎間板の内容物が脊柱からはみ出す状態です。このはみ出した椎間板が脊柱内の神経を刺激・圧迫することで痛みが生じます。かつてはヘルニアは不可逆的と考えられていましたが、近年の研究では自然に回復するケースがあることが分かっています。

統計

頸椎(首)と腰椎(背中)に発生したヘルニアは、保存的治療により改善し、場合によっては自然に縮小・再吸収することがあります。医学・カイロプラクティックのジャーナルに掲載された研究では、頸椎ヘルニアの約40%、腰椎ヘルニアの約60%が手術や薬物治療を行わずに自然回復したと報告されています。

回復の可能性が高い条件

回復はヘルニアの大きさ、部位、発症からの経過時間に左右されます。特に、腰椎の大きなヘルニアでも発症後すぐに保存的治療を開始すれば、手術を要しない回復の確率が高まります。

再吸収のメカニズム

別の研究では、体がヘルニアを「異物」と認識し、白血球が侵入して破壊・吸収を進めることが示唆されています。これにより、椎間板の破損組織が徐々に減少します。

カイロプラクティックのサポート

脊椎を手技で調整し、正しい姿勢とアライメントを促すカイロプラクティックは、ヘルニアの再吸収を助ける効果があります。背部への負担が軽減され、椎間板の自己修復が促進されます。

臨床的改善

ヘルニアが自然に縮小した患者は、痛みやしびれの軽減も報告しています。平均的な治療期間は約6か月です。

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