手の腱に関する問題と対策

腱の役割と分類

手の腱は指や手首の動きを可能にし、上腕の筋肉と直接つながっています。指自体には筋肉がなく、柔軟で健康な腱がなければ動きません。手の腱は大きく分けて伸筋腱(指や手首を伸ばす)と屈筋腱(曲げる)に分類されます。

腱の問題が起きる原因

腱に炎症や感染が起こると、痛みや機能低下が生じます。代表的な疾患として以下が挙げられます。

トリガーフィンガー(屈筋腱炎)

屈筋腱炎の指は、他の指に比べて伸ばすのに時間がかかります。

屈筋腱炎は、指を曲げる腱が腫れや刺激を受け、動きが止まったり引っかかったりする状態です。痛み、こわばり、腫れが主な症状で、指の動きが制限されます。

手の腱炎

過度の使用や繰り返しの動作が原因で手全体の腱が炎症を起こすことがあります。腫れや痛み、燃えるような感覚、締め付け感が現れ、手の動きが困難になります。安静とサポート用ブレースでの固定が主な治療法です。

関節リウマチによる腱の炎症

関節リウマチで炎症を起こした手の様子。

関節リウマチは骨だけでなく、周囲の筋肉や腱にも影響を与えます。関節の炎症が近くの腱に波及すると、腱が腫れ、痛みを伴うことがあります。

感染性腱鞘炎

皮膚の傷や血流からの感染により、腱を包む鞘が炎症・感染する状態です。激しい痛みと指や手の可動域の低下が見られ、場合によっては長期的な機能障害につながります。

骨・関節・筋肉 - 関連記事