回内(プロネーション)とは何か?
歩行時にかかとが地面に接すると、足はやや平らになり、足首で内側に回転します。この動きを「回内(プロネーション)」と呼びます。すべての人がある程度は回内しますが、過度の回内(過回内)は筋肉や腱、靭帯に負担をかけ、怪我の原因となります。
原因
- 遺伝的要因が最も一般的です。骨格を支える筋肉や靭帯が緩んでいるため、足の骨が正しく位置付けられません。
- 先天性の足の形状(胎児期の足の位置)が原因となることもあります。この場合も、筋肉や靭帯の緩みが足のアラインメントを乱し、時間とともに症状が悪化します。
影響
- 過回内により衝撃が十分に吸収されないため、すねの痛み(シンスプリント)やアキレス腱炎、足首の捻挫が起こりやすくなります。
- 膝、股関節、腰の痛み、足底の痛み、偏平足、たこや胼胝(たこ・うんこ)なども過回内が原因とされます。
矯正インソール(オルソティクス)
- 回内は生体力学的な障害とみなされ、足の機能を調整するインソールで改善できることがあります。市販のインソールから、足の形状に合わせて作製するカスタムインソールまで様々です。カスタムインソールは足病医(ポダイアトリスト)による型取りが必要です。
適切な靴選び
- 内側サポートがしっかりした靴は回内の制御に重要です。硬めのミッドソールは足底が圧縮されにくく、内側への回転を抑えます。足病医によるフットストライクや歩行分析で、足形に合ったシューズを選ぶことが推奨されます。
