良性胸壁障害とは?症状と対策

胸壁に痛みが生じると、日常生活に支障をきたすことがあります。胸部の痛みが続く場合は、必ず医師の診察を受けましょう。医師は、良性の胸壁障害か、より重篤な疾患かを判断してくれます。

肋軟骨炎(Costochondritis)

肋軟骨炎は胸壁の炎症が原因で起こります。胸骨部の痛み、呼吸困難、咳嗽時や深呼吸時の痛みが主な症状です。心筋梗塞と似た症状を示すことがありますが、良性の疾患です。外傷、過度の身体的負荷、感染症、上気道炎、線維筋痛症などが原因となります。

ティエッツェ症候群(Tietze's Syndrome)

ティエッツェ症候群は、肋骨と胸骨をつなぐ部位に痛みと腫れを伴う疾患です。炎症、圧痛、局所の腫脹が見られます。肋軟骨炎が比較的短期間で改善するのに対し、ティエッツェ症候群は慢性化し、数か月から数年続くことがあります。

良性腫瘍

胸壁の骨や筋肉に発生する良性腫瘍は、遺伝的要因が関与すると考えられています。主な症状は胸部の痛み、しこりの出現、筋肉萎縮などです。

胸壁変形

胸壁が正常な形から外れる状態を胸壁変形と呼びます。代表的なものに「凹胸(胸骨陥没)」「突出胸(胸骨突出)」があります。凹胸は胸部がへこんだ外観、突出胸は胸部が前方に突き出した外観です。外科的手術が必要になることがあります。

注意点

良性の胸壁障害でも、心筋梗塞などの重篤な心疾患と同様の症状を呈することがあります。胸痛がある場合は軽視せず、速やかに医師に相談してください。

骨・関節・筋肉 - 関連記事