変性椎間板症と仙腸関節の兆候・症状
変性椎間板症とは
変性椎間板症は、加齢や外傷により背骨の椎間板が損傷する状態です。仙腸関節(SI関節)は、脊椎と骨盤をつなぐ部位で左右に2つあります。通常は屈曲しませんが、背骨や骨盤と連動して動きます。これらの関節が劣化すると、腰部に痛みが生じます。
腰痛との関係
変性椎間板症は病名ではなく、特定の動作で痛みが出る状態です。痛みの程度やタイプは人によって異なり、ほとんど症状が出ない人もいれば、間欠的に痛む人や動作時に痛む人もいます。仙腸関節は上半身の荷重を下半身へ伝える役割を担っており、加齢とともにこの関節が劣化すると、腰痛の原因となります。
動作時の症状
仙腸関節の変性は、臀部・脚・背中の痛みとして現れます。屈む、伸ばす、ねじるなどの動作で痛みが増し、長時間同じ姿勢でいる人や過度に活動的な人でも症状が出やすいです。
炎症
他の関節と同様に、仙腸関節の問題はまず炎症から始まります。炎症により部位が締め付けられた感覚やチクチク感、筋肉の痙攣、慢性的な鈍痛が起こります。関節に負担をかけた動作が痛みを再び誘発することが多く、脊椎に外傷があると身体が代償しようとして仙腸関節に負担がかかり、問題が顕在化します。
脚の痛み
仙腸関節は体重を上半身から下半身へ伝えるため、変性が進むと鼠径部や太ももに痛みが出ます。歩行時に前かがみになる姿勢や不自然な歩幅は骨盤や大腿部に過度の負荷をかけ、関節の位置ずれや周囲組織へのストレスを引き起こします。
