膝関節炎の治療法

膝関節炎は、膝関節の軟骨や滑膜(関節液を含む嚢)がすり減り、骨同士が摩擦することで起こる変性疾患です。加齢とともに発症率が高く、深い痛み、こわばり、腫れなどの症状が現れます。治療は、休息・氷・温熱、薬物療法、サプリメント、リハビリテーション運動を組み合わせて行います。

休息・アイシング・温熱療法

  • 関節炎がある場合は、炎症を悪化させないように十分な休息が必要です。必要に応じて膝サポーターで関節を保護します。

    氷は20分間を目安に、3〜4時間ごとに使用し、炎症と痛みを軽減します。最初の48時間は特に氷で冷やすことが推奨されます。

    腫れが落ち着いたら、温熱パッドで血流を促進し、治癒をサポートします。

薬物療法

  • ナプロキセン(アレブ)やイブプロフェン(アドビル、モトリン)などの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は、炎症と痛みを抑える効果があります。これらはCOX-2酵素とプロスタグランジンの働きを抑制します。重度の痛みには、医師の処方によりトラマドールやセレブレックスなどが使用されることがあります。

サプリメント

  • グルコサミンやコンドロイチンは、軟骨の補修と滑液の供給を助け、膝関節炎の症状緩和に有効とされています。市販の製品としては、トリゴサミンやArthri‑Flex Advantageなどがあります。

運動療法

  • 以下は自宅で行える膝関節炎向けエクササイズ例です。

    ① 仰向けに寝て、膝の下に巻いたタオルを置き、足首に重り(または野菜の缶)を付けて、タオルを数秒間押し付け、その後足を伸ばして上げる動作を繰り返す。

    ② 椅子に座り、足をゆっくり上げて伸ばし、太ももの筋肉を10秒間緊張させた後、足を下げる。これを10回。

    ③ 床に座り、足を合わせて膝を外側に開き、両膝をゆっくり押し下げ、保持してリラックス。10回繰り返す。

    ④ 片足を椅子に乗せ、もう一方は床に置き、股関節を前に曲げてハムストリングスを伸ばす。各脚10回ずつ行う。

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