子どもの引きこむ肘(引っ張られた肘)の治療法

引きこむ肘(いわゆる「引っ張られた肘」)は、主に幼児に起こる症状で、突然の外力で橈骨頭が尺骨側の靭帯から外れ、激しい痛みを伴います。左側に起きやすく、女児に多いとされています。

整復(手技による整形)

通常、引きこむ肘は脱臼状態です。医師が手技で関節を元の位置に戻すことが最も一般的な治療です。手技は数秒間の痛みがありますが、12時間以内に受診すればほとんどの場合整復可能です。

副木固定

受診が12時間を過ぎた場合、無理に整復しようとすると二次的な損傷のリスクがあります。そのため、医師は患部を副木で固定し、3日から10日間安静にします。

レントゲン撮影

12時間以内に受診したが整復が困難な場合、骨折などの合併症が疑われます。このときはレントゲン撮影を行い、骨折が確認されたら3〜8週間のギプス固定が必要です。

自宅での冷却

整復後は、患部を氷で冷やし、腫れと痛みを抑えます。特に受傷後24〜48時間は氷嚢や冷却パックを1回10分程度、数回に分けて行いましょう。

安静

整復後数日は患部を安静に保つことが重要です。過度な動きは痛みを増すだけで、関節が再び外れることは少ないですが、安静にすることで回復が早まります。

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