回旋腱板損傷の診断
肩甲骨と上腕をつなぐ筋肉と腱、すなわち回旋腱板は、頭上に腕を上げる動作や繰り返しの動作で損傷しやすくなります。テニスやバレーボールなど、オーバーヘッド動作が頻繁に必要なスポーツは特にリスクが高いです。40歳以上の方は、日常的な摩耗により腱や筋肉が弱くなり、肩の痛み(特に持ち上げるときや寝ているとき)や可動域の低下が現れやすくなります。
コルチゾンの使用
コルチゾンは抗炎症ステロイドで、注射、吸入、外用のいずれかで投与できます。コルチゾン注射(別名コルチコステロイド注射)は、損傷部位の炎症を抑えることで数週間から数か月の鎮痛効果をもたらし、自然治癒の時間を確保します。経口の鎮痛薬に比べ、速効かつ強力に炎症を抑える点が特徴です。
投与方法
多くの回旋腱板損傷は時間と適切な安静で自然に回復しますが、強い痛みが伴う場合は医師がコルチゾン注射を処方します。医師は細い注射針で直接損傷した腱や筋肉に注入し、通常は診療所で行われます。注射後1〜2日は重いものを持ち上げるなど肩に負担のかかる動作を避けることが推奨されますが、日常生活はすぐに再開可能です。
潜在的なリスク
コルチゾン注射は炎症を抑えるだけで、組織の修復を促進するわけではありません。そのため、注射の効果が切れた後に再発しやすくなることがあります。糖尿病や慢性疾患を抱える人は血糖値上昇や感染リスクが高まるため注意が必要です。長期・頻回の使用は骨粗鬆症、皮膚の薄化、神経障害、関節感染、軟骨の劣化などの副作用を引き起こす可能性があります。したがって、リハビリテーションで回旋腱板を強化するエクササイズと併用することが重要です。
