モートン神経腫(Morton's neuroma)の治療法

モートン神経腫は、足の第3・第4趾の間にある神経組織が肥厚し、圧迫や刺激によって徐々に腫れる状態です。痛み、しびれ、チクチク感が現れ、放置すると神経損傷につながります。軽度から中等度の場合はマッサージや保存的治療で症状を緩和できますが、進行した場合は手術が必要になることがあります。

原因

  • 足の指先が狭い靴やハイヒールなど、足を圧迫する靴の着用。
  • ランニングやラケットスポーツなど、足の前部に繰り返し負荷がかかる動作。
  • 外反母趾、ハンマートゥ、偏平足など、足の構造上の問題を抱えている人はリスクが高くなります。

軽度の症例の対処法

  • 指先が広い靴に変える。狭い靴やハイヒールは避け、必要なら足裏にパッドを入れて圧力を分散させます。
  • 症状が出ている間はできるだけ靴を履かず、足を氷で冷やすことで腫れと炎症を抑えます。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を併用すると効果的です。
  • ダンスやランニング、ラケットスポーツなど、前足部に負荷がかかる活動は症状が完全に消えるまで中止し、再開時は徐々に負荷を増やします。

中等度の症例の対処法

  • 足と足首のアラインメントを整えるため、カスタムインソール(矯正装具)を使用します。インソールは足型の採取に基づいて作製され、使用期間に応じて調整が必要です。
  • 炎症と痛みが強い場合は、局所的にステロイド注射を数回実施することがあります。

手術

  • 保存的治療で効果が得られない場合、最終手段として神経腫と神経自体を除去する手術が検討されます。手術後は足趾の感覚が永久に失われる可能性があります。
  • 回復期間は患者の状態や神経腫の程度により異なりますが、術後のリハビリと適切な足のケアが重要です。

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