反復性ストレイン障害(RSI)について
反復性ストレイン障害(Repetitive Strain Injury、RSI)は、同じ動作を繰り返すことで特定の筋肉や腱が過度に使用され、痛みや緊張を引き起こす総称です。主に上肢に症状が現れますが、部位は人によりさまざまです。診断可能なケースと、原因がはっきりしないが強い痛みを訴えるケースがあります。
タイプ1 RSI
医師が診断できるRSIです。タイピングによる手首や手の痛みがある場合、手根管症候群や腱鞘炎、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)、作家の痙攣(ライターズ・クランプ)などが該当します。診断後は症状に応じた治療と、再発防止のための適切な作業姿勢やエクササイズが指導されます。
タイプ2 RSI
医師による明確な診断が難しいRSIです。患者は痛みを訴えるものの、客観的な病変が見つからないことが多く、治療効果も限定的です。心理的要因や過度のストレスが関与している可能性があります。
RSIの原因
- 同じ動作の繰り返し
- 長時間の過度な作業(休憩なし)
- 不適切な姿勢や作業環境
主な症状
- 痛み、チクチク感、こわばり
- 痙攣、しびれ、脱力感
- 腫れや炎症
これらの症状は仕事だけでなく、日常生活や睡眠にも影響を及ぼします。
治療法
症状の軽減と筋肉の機能回復を目的に、以下のアプローチが取られます。
- 患部の適度な使用と段階的なリハビリテーション
- 整骨・鍼灸などの代替療法
- 水泳やヨガ、瞑想といったリラクゼーション
- 理学療法士によるストレッチや運動指導
完全に回復しなくても、痛みを抑えながら日常生活を送れるようサポートが可能です。
