肘に液体がたまる原因は?

問題点

滑液包(尺骨骨頭滑液包)は、尺骨と上腕骨が接する部位を保護する袋状組織で、通常は少量の液体が入っています。外部からの圧力や外傷により炎症や出血が起きると、滑液包が腫れ、壁が厚くなり、痛みを伴う「尺骨骨頭滑液包炎」になります。

原因

最も一般的な原因は、肘にかかる持続的な圧力です。テーブルやデスクに肘をつく習慣や、スポーツ・作業で肘に繰り返し負荷がかかると、滑液包の壁が厚くなり腫れやすくなります。

その他の原因

直接的な打撃や転倒で肘に衝撃が加わると、滑液包内に出血が生じて腫れます。また、傷口や潰瘍からの感染により膿がたまり、熱感や圧痛を伴うこともあります。

症状

肘が赤く腫れ、触れると硬いしこりが感じられます。炎症が続くと皮膚が厚くなることがあります。感染がある場合は、発熱や全身症状を伴い、肘が熱くなります。診断は視診・触診、X線、必要に応じて滑液の検査で行います。

治療法

慢性の腫れには、肘への圧力を除き安静にし、理学療法やNSAIDs(イブプロフェン・アスピリン)で痛みと炎症を抑えます。感染が疑われる場合は、穿刺による液体の排出と抗生物質投与が必要です。外傷後は自然に腫れが引くことが多いですが、症状が強いとステロイド注射や穿刺排液が行われます。

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