シンスプリントの治療法と予防ガイド
シンスプリントとは
シンスプリントは、ランニングやジョギングを始めたばかりの人に多く見られる足の内側の脛骨(すねの骨)に起こる痛みです。足底が平らで内側にロールしやすい人や、テニス・バスケットボールのように急に止まったり走ったりするスポーツを行う人に起こりやすいです。メイヨークリニックによると、脛骨と筋肉を骨に付着させる結合組織に過度の負荷がかかることで炎症が起き、痛みが生じます。
症状
- 脛骨の内側、足首から膝までの下部に鈍い痛みが走る
- 触れると痛む、または運動開始時に痛みが強く、続くうちに和らぐことが多い
- 運動後や翌朝に痛みが増す
- 足先や足首を下げたときに痛むことがある
- 内側にしこりや腫れ、赤みが見られることもある
治療法
- 痛みがある間は運動を中止し、安静にする。回復には数日から数週間かかることがあります。
- 氷を紙コップや冷凍野菜(例:冷凍エンドウ)に入れ、1回15分程度を1日4回程度行うと腫れと痛みが軽減します。
- エースバンドやネオプレンスリーブで患部を軽く圧迫し、筋肉の揺れを抑えて痛みを和らげます。
- 市販の鎮痛剤(アスピリン、イブプロフェン等)を使用し、炎症と腫れを抑えます。
継続的な治療と再発防止
- 痛みが軽減したら、まずは軽い運動から再開し、痛みが出たらすぐに中止します。
- 足のサポート力が高いランニングシューズを選びます。クッション性があり、ヒールエッジがしっかりしたものが理想です。必要に応じてドラッグストアで販売されているインソールを併用します。
- 脛への負担が少ない水泳やサイクリングなどのクロストレーニングで体力を維持し、脛の痛みが出たら再度アイシングと休息を行います。
医師の受診が必要なとき
- 痛みが長期間続く、または強い場合は整形外科を受診し、レントゲンでストレス骨折の有無を確認します。
- 必要に応じて、処方薬(強力な抗炎症薬)やオーソティック(足底装具)の作成を依頼します。
- スポーツ障害クリニックで専門的なテーピングやマッサージを受けると、炎症した筋肉が緩み回復が早まります。
予防・対策
- 柔らかい芝生やトラック、アスファルトなど、衝撃を吸収しやすい路面で走ります。坂道や不均一な路面は避けましょう。
- 脛の筋肉をほぐす軽いストレッチやコンディショニングを運動前に行い、筋肉を温めておきます。
セルフエクササイズ(ポイント)
- 痛みがなくなったら、脛の筋肉を強化するために「つま先立ち」エクササイズを行います。
- 手順:
- まっすぐ立ち、ゆっくりつま先で立ち上がる。
- かかとを床に戻す。
- これを10回繰り返す。
