股関節滑液包炎(バースト)とは?症状と対処法
関節周囲には滑液を分泌し、摩擦を減らす「滑液包(バースト)」があります。滑液包が炎症を起こすと腫れや痛みが生じ、これを「滑液包炎(バースト炎)」と呼びます。股関節の滑液包炎は、主に大腿上部に痛みが現れますが、他にもさまざまな症状が現れることがあります。
発熱
股関節周囲の滑液包が炎症を起こすと、感染が併発する場合があります。感染が進行すると、発熱を伴うことがあります。
腫れ・赤み
メイヨークリニックによれば、股関節は体内で最大の関節であり、周囲に大きな筋肉があるため、外見上の赤みや腫れは稀です。もし明らかな腫れや赤みが見られる場合は、速やかに医師の診察を受けるべきです。
坐骨滑液包炎(いわゆる「裁縫師の尻」)
坐骨滑液包は臀部に位置し、長時間座っていると痛みを感じます。俗称として「裁縫師の尻」や「仕立て屋の尻」と呼ばれることがありますが、これは比較的まれな股関節痛の原因です。
股関節手術後の滑液包炎
股関節手術は関節自体の問題を改善しますが、手術によって滑液包に余計な負担がかかり、炎症や腫れが起こることがあります。術後の歩行や過度の補償動作が追加の圧力となり、痛みが増すことがあります。
治療法
まずは安静と患部の固定が基本です。冷却(アイシング)や、市販の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用すると症状緩和に役立ちます。症状が続く場合は、医師の指導のもとで理学療法や注射療法を検討します。
