大転子滑液包炎(股関節)の症状と対処法
大転子滑液包炎は、股関節外側にある大転子の上に位置する液体で満たされた嚢(滑液包)が炎症を起こす状態です。外傷や過度の使用、繰り返しの動作が原因となります。放置すると慢性化し、治療が難しくなることがあります。
初期の鈍痛
外傷が明確でない場合、滑液包炎はゆっくりと進行します。初期は股関節外側に軽い鈍い痛みがあり、かがむ動作や階段の上り下りで悪化することがあります。
重度になると日常生活に支障をきたす
治療せずに放置すると、滑液包炎は重度で痛みが強くなる障害に進行します。触れるだけでも激しい痛みがあり、患部側で横になることが困難になります。
痛みを伴う「はずれ」感覚も現れる
滑液包が炎症・腫脹すると、腸脛靭帯が滑液包に過度の圧力をかけます。これにより歩行や階段昇降時に「はずれ」や「擦れる」感覚が生じます。
姿勢変化でも痛みが続く
慢性・重度の大転子滑液包炎は常に痛みを伴い、姿勢を変えるだけでも不快です。患側で寝ることは痛みで不可能になり、長時間の座位や股関節の持ち上げ・屈曲・回旋も著しく制限されます。
歩行時に跛行(はこう)することもある
激しい痛みのため、歩行が困難になります。歩行中に股関節と滑液包に圧がかかり、腸脛靭帯や大転子と滑液包が摩擦し、強い痛みと跛行を引き起こします。
