重度の脊柱側弯症の治療オプション

側弯症(Scoliosis)とは、背骨が「S」字状に曲がる状態を指します。症状は徐々に進行し、重度になると日常生活に支障をきたすことがあります。治療法は症状の程度や年齢によって異なりますが、特に重症例では手術が最も一般的な選択肢です。

手術

主に成人に対して行われる手術は、椎体を融合させて背骨を矯正します。背中の切開部から手術を行うことが多く、場合によっては側面からの切開もあります。米メイヨークリニックによれば、骨格の曲がり角が40度以上の場合、子供でも手術が検討されます。

骨融合とロッド

手術では、骨折が治癒するように椎体同士を融合させます。その際、ロッド・スクリュー・フックなどの金属器具を背骨に挿入し、椎体を正しい位置に保ちます。これにより「背骨に力を加えて変形を矯正し、曲線を伸ばす」効果が期待できます。

装具(ブレース)

比較的軽度の側弯症に使用される装具は、症状の進行を抑えることが目的です。装具自体が曲がりを直すわけではなく、曲線のさらなる拡大を防止します。メイヨークリニックは「装具は側弯症を治すわけではないが、進行を防ぐ」ことを示しています。

非侵襲的治療法

電気刺激やカイロプラクティックによる椎体操作、理学療法やエクササイズなどが挙げられます。これらは背筋を強化し、姿勢改善をサポートします。

エビデンスの不足

電気刺激やカイロプラクティック、エクササイズは一定の効果が期待できるものの、側弯症の進行を確実に止める根拠は現時点でありません。メイヨークリニックは「これらの方法が曲率の進行を防ぐ確実な証拠はないが、全体的な健康状態の向上には寄与する可能性がある」と述べています。

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