人間の腕に存在する神経は何本あるのか?
腕の主要神経
1. 筋皮神経 (Musculocutaneous Nerve)
上腕神経叢の前枝から分岐し、上腕二頭筋と上腕筋を支配して肘の屈曲を行います。
2. 橈骨神経 (Radial Nerve)
上腕神経叢の後枝から続く神経で、上腕三頭筋をはじめ前腕の伸筋群、手背の筋肉を支配し、手首や指・親指の伸展を可能にします。
3. 正中神経 (Median Nerve)
上腕神経叢の内側枝から出て、前腕の屈筋の大部分と手の一部筋肉に分布し、手首・指の屈曲、親指対向、細かな手の動きを担います。
4. 尺骨神経 (Ulnar Nerve)
同じく内側枝から分かれ、尺側手根屈筋や手の小指側の固有筋を支配し、手首・指の屈曲と、手の尺側の感覚を提供します。
5. 腋窩神経 (Axillary Nerve)
上腕神経叢の後枝から出て、三角筋を支配し、肩関節の外転(腕を体側から上げる)に重要な役割を果たします。
6. 肩甲上神経 (Suprascapular Nerve)
上腕神経叢の上部幹から分岐し、棘上筋・棘下筋を支配して肩関節の外転や回旋に関与します。
7. 長胸神経 (Long Thoracic Nerve)
下部頸髄の前枝から出て、前鋸筋に分布し、肩甲骨の前方突出と胸壁への固定を助けます。
8. 肩甲下神経 (Subscapular Nerves)
上腕神経叢の後枝から上部・下部に分かれ、肩甲下筋を支配し、肩関節の安定化と内旋に寄与します。
上記は腕に分布する主要な神経です。実際にはこれらから分岐した細かな枝が多数あり、個人差により神経本数は多少変動します。
