慢性肘腱炎(テニス肘)の治療法

肘腱炎は、肘関節周囲の腱が炎症を起こし、筋肉と骨をつなぐ部位に痛みが生じる状態です。主に肘の反復動作が原因で、テニス選手の約半数が一度は経験すると言われるため「テニス肘」とも呼ばれます。症状は、腕を曲げたときに中等度から強度の痛みが出ることが典型的です。多くの場合、専門医の介入は不要で、3週間程度の自宅療法で改善が期待できます。

動作制限

  • 痛みがない姿勢で肘をエースバンドで固定し、スリングで支えます。完全に固定せず、適度にサポートしつつ動きを制限します。

薬物療法

  • アセトアミノフェンとイブプロフェンを交互に服用し、腫れと痛みを軽減します。塗布用の鎮痛剤(ベンゲイやアスパークリームなど)を患部に塗り、服薬間の痛みを和らげます。

エクササイズ

  • 肘の可動域を徐々に広げます。初週は痛みが許容できる範囲で肘を最大限に曲げ、耐えられる時間だけ保持します。完全に伸ばせるようになったら、軽い重りを持って同様の動作を行い、日々少しずつ負荷を増やします。

肘の休息

  • 肘に負担をかける活動(ボウリング、テニス、赤ちゃんを抱えるなど)を避け、できるだけ休ませます。安静中は氷嚢で冷やし、腫れを抑えます。

再発防止

  • 肘周囲の筋肉を強化することで再発リスクを低減できます。正しいフォームでエクササイズやスポーツを行うことが重要です。必要に応じてトレーナーに指導を受け、スポーツ時はエルボーブレースを使用すると効果的です。

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