バリホール手術の目的と手順
バリホール手術の概要
バリホールとは頭蓋骨に小さな開口部を作り、脳にアクセスする手術です。主な目的は以下の通りです。
主な目的
脳圧の減圧:頭部外傷や脳卒中、腫瘍などで頭蓋内圧が上昇した場合、バリホールで圧力を下げ、脳損傷を防ぎます。
脳脊髄液の排出:脳脊髄液(CSF)を排出し、頭蓋内圧を低下させ、脳機能の改善を図ります。
外科的アクセス:腫瘍摘出、動脈瘤修復、深部脳刺激など、様々な脳手術の際に器具を挿入するための入口として使用されます。
脳室腹腔シャント(VPシャント)の設置:CSF を腹腔へ排出するシャント装置を埋め込む際にバリホールが作られ、皮下トンネルを通して腹部まで導きます。
手術の流れ
バリホール手術は比較的短時間で、入院または外来で実施可能です。一般的には30〜45分で、全身麻酔下で行われます。
手術手順は以下の通りです。
1. 頭皮に小さな切開を入れ、止血します。
2. ドリルで頭蓋骨に直径数ミリの穴を開けます。
3. バリホールからドレーンチューブや外科用器具を挿入します。
4. 手術終了後、切開部は縫合またはステープルで閉じます。
リスクと注意点
バリホール手術は安全性が高いものの、以下の合併症リスクがあります。
・出血
・感染症
・脳組織の損傷
術前に担当医がこれらリスクについて説明し、患者と十分に相談します。
