喫煙はLDLをどのように増加させるか?
喫煙はHDL(善玉コレステロロール)を減少させる
HDLは血流中の余分なLDL(悪玉コレステロール)を肝臓へ運び除去する役割があります。タバコの煙に含まれるアクロレインなどの化学物質は、HDLがコレステロールを回収する機能を阻害します。
喫煙はLDL(悪玉コレステロロール)を増加させる
HDLが減少すると、LDLは血管内を自由に流れ、蓄積しやすくなります。アクロレインはLDLの分子構造を変化させ、免疫系が認識できなくします。その結果、白血球がLDLを攻撃し炎症を引き起こし、さらにプラークが蓄積します。これが動脈壁に硬化性のプラークを形成し、動脈硬化へと進行します。
心筋梗塞と脳卒中
ニコチンと一酸化炭素はコレステロロールの蓄積と血管壁の収縮を加速させ、血栓ができやすくなります。血栓が心臓や脳への血流を遮断すると、心筋梗塞や脳卒中が発生します。
心血管疾患全体への影響
喫煙は毎年、心血管疾患関連死亡の約20%を占めています。
予防・対策
禁煙すればコレステロロール値はすぐに改善し、心血管疾患のリスクも低下します。禁煙後1年で心臓病のリスクは約50%減少します。
