コレステロールとは何か

コレステロールは人間の細胞膜や血液中に存在する脂質で、血液循環系、内分泌系、消化系など様々な生体機能に関与しています。血中コレステロールが 240 mg/dL 以上になると「高コレステロール血症」と呼ばれ、症状はなくても心疾患のリスクが高まります。

誤解

コレステロールは悪者ではなく、細胞膜の健康維持に不可欠です。問題は過剰に蓄積したときで、動脈壁にワックス状の沈着物(プラーク)を形成します。また、HDL(善玉)とLDL(悪玉)という二つのタイプがあり、バランスが重要です。

タイプ

コレステロールはリポタンパク質(脂質とタンパク質の複合体)として血中を輸送されます。HDL(高密度リポタンパク質)は肝臓へコレステロールを運び除去を促進し、LDL(低密度リポタンパク質)は血流にコレステロールを供給します。HDL と LDL の比率(コレステロール比)は心疾患リスクの指標として医師が重視します。

重要性

米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、20歳以上の米国人の約5人に1人が高コレステロール血症です。プラークが蓄積すると動脈硬化を起こし、血液・酸素供給が阻害され心臓に負担がかかります。

予防・対策

少なくとも5年に1回は血中コレステロールを測定しましょう。総コレステロールと HDL/LDL 比を改善するために、次の生活習慣を取り入れます。

  • 飽和脂肪酸やトランス脂肪酸(部分水素添加油)を減らし、オリーブ油やナッツ類に含まれる一価・多価不飽和脂肪酸を積極的に摂取する。
  • 単純炭水化物の摂取を控えると比率改善に効果的です。
  • アルコールは適量に抑え、禁煙し、定期的に運動する。
  • 必要に応じて医師はスタチンなどの薬剤を処方します。

理論・仮説

高コレステロール血症の正確な原因は未解明です。食事、遺伝、代謝速度、体重、運動不足、年齢・性別などが関与すると考えられます。食事中のコレステロールを減らすと血中値が下がる人もいれば、ほとんど変わらない人もいます。今後も研究が必要です。

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