コレステロール吸収阻害薬の概要と特徴

高コレステロールは米国の医療で増加傾向にあり、血中のコレステロールが動脈壁に付着してプラークを形成し、血流を阻害します。従来はスタチンが血中コレステロールを減少させる薬として用いられてきましたが、近年はコレステロールの吸収自体を阻害する薬剤が注目されています。

機能

この薬剤は腸管でのコレステロール吸収を阻害し、食事から取り込まれたコレステロールが血液中に入るのを防ぎます。吸収が抑えられることで、血中LDLコレステロール濃度の上昇が抑制されます。

呼称

米国心臓協会はこの薬剤群を「選択的コレステロール吸収阻害薬」と呼称しています。

歴史

最初のコレステロール吸収阻害薬はエゼチミブで、2002年に米食品医薬品局(FDA)の承認を受けました。商品名はZetia(ゼティア)です。

他薬との比較

選択的コレステロール吸収阻害薬は血流に入る前にコレステロールをブロックします。一方、スタチンは肝臓でのコレステロール合成を抑制し、血中コレステロール全体を減少させます。どちらも心血管疾患予防のための重要な手段です。

誤解

スタチンも吸収阻害薬も、血中に流入するLDL(悪玉)コレステロールを減少させますが、完全に遮断できるわけではありません。薬剤はあくまで血中コレステロールレベルを低下させる補助的手段であり、食事や生活習慣の改善と併用することが重要です。

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