ロスバスタチン治療の概要

ロスバスタチンは、主に高コレステロール血症の治療に用いられる処方薬です。悪玉コレステロール(LDL)と中性脂肪の濃度を下げ、善玉コレステロール(HDL)を増加させます。また、動脈硬化の進行を遅らせる目的で処方されることもあります。ロスバスタチンはジェネリック医薬品で、米国ではアストラゼネカ社のブランド名「Crestor」として販売されています。

作用機序

ロスバスタチンはHMG‑CoA還元酵素阻害薬(スタチン)に分類されます。肝臓でのコレステロール合成を抑制し、血中の脂質濃度を低下させます。通常、食事・運動療法と併用して処方され、1日1回服用します。医師は低用量から開始し、必要に応じて徐々に増量します。

副作用

乾いた口や便秘といった軽度の症状が現れることがありますが、重大な副作用が現れた場合はすぐに医師に相談してください。主な警告サインは以下の通りです。

  • 黄疸、尿の色が濃くなる
  • 胸痛、筋肉痛・筋力低下、手足のむくみ
  • 便が白くなる、持続的な頭痛、腹痛

スタチンは稀に肝臓や腎臓機能に影響を与えることがあるため、治療中は血液検査で肝・腎機能を定期的にチェックします。

薬物相互作用

ロスバスタチンは他の薬剤と相互作用することがあります。特に以下の薬剤と併用すると、腎臓や筋肉に問題が起こりやすくなります。

  • フィブラート系薬剤、ナイアシン、シクロスポリンなどの免疫抑制剤
  • 抗凝固薬、マクロライド系抗生物質、ケトコナゾール、スピロノラクトン、シメチジン

副作用や相互作用のリスクを減らすため、服用中のすべての薬剤を医師や薬剤師に必ず伝えてください。

コレステロール - 関連記事