なぜスタチンは夜に服用するのが推奨されるのか?
重要性
スタチンは冠動脈疾患患者に対する第一選択薬で、死亡率の大幅な低下効果が確認されています。
機能
スタチンはHMG‑CoA還元酵素阻害薬で、LDLコレステロールを最も強力に低下させる薬剤です。
理論・仮説
肝臓のHMG‑CoA還元酵素活性は夜間に高くなるとされ、一部のスタチンは半減期が短く(6時間程度)夜間に服用することで酵素が最も活発な時期に阻害でき、コレステロール低下効果が高まる可能性があります。
誤解
すべてのスタチンが短い薬力学的特性を持つわけではなく、朝に服用しても同等のLDL低下効果を示す薬剤もあります。
予防・対策
ロスバスタチンやアトルバスタチンは半減期が長く(それぞれ約19時間、14時間)朝に服用しても効果が阻害されにくいです。
考慮点
シムバスタチンを対象とした臨床試験では、夜間服用でLDLコレステロールが21%低下したのに対し、朝服用では15%の低下にとどまりました。
