HDLとLDLの違いとは?
HDL(高密度リポタンパク)とLDL(低密度リポタンパク)は、体内に存在するコレステロールの種類です。リポタンパクは脂質とタンパク質が結合した物質で、HDLは「善玉」コレステロール、LDLは「悪玉」コレステロールと呼ばれます。
供給源
体内ではHDLとLDLの両方が合成されますが、食事からも影響を受けます。HDLは魚やオリーブオイルなどの健康的な脂肪から、LDLは加工食品、卵、鶏肉などから多く摂取されます。
LDLの影響
LDLは動脈壁に蓄積しやすく、プラーク(斑点)を形成して血流を妨げます。これが動脈硬化の原因となり、最終的に心筋梗塞などの心血管疾患を引き起こすリスクが高まります。
HDLの影響
HDLは体内の組織や細胞の修復に利用され、余分なLDLを運搬して肝臓で処理させる働きがあります。米国心臓協会は、HDLがLDLの量を減少させると報告しています。
適正な数値
バランスの取れた食事と定期的な運動は、LDLを減らしHDLを増やすのに効果的です。総コレステロールは 200 mg/dL 未満が望ましいとされています。
検査と治療
高コレステロールは自覚症状がほとんどないため、血液検査でのみ確認できます。必要に応じてスタチン系薬剤でLDLを低下させる治療が行われます。
