悪玉コレステロールを下げるキッチンスパイス

コレステロールは肝臓が自然に作る脂質(ワックス状の物質)です。食事からも摂取します。飽和脂肪酸の多い食品を取りすぎると、悪玉コレステロール(LDL)が増加し、動脈にプラークがたまりやすくなります。これが心臓病や脳卒中のリスクを高めます。一方、善玉コレステロール(HDL)は余分なコレステロールを肝臓へ運び、排出を促します。悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすことで、心血管疾患の予防につながります。キッチンにあるスパイスは、そんな効果をサポートしてくれます。

シナモン

シナモンは古代から様々な用途で利用されてきました。中国では風邪や消化不良、下痢、月経痛の緩和に、エジプトでは防腐や防腐剤、ローマでは空気清浄や治療に使われました。近年の研究では、2型糖尿病患者が1日半小さじ(約2.5 g)のシナモンを摂取すると、悪玉コレステロールが約30%、総コレステロールが26%低下したという結果が報告されています(パキスタンの研究)。

使い方:粉末シナモンは焼き菓子や料理の風味付けに最適です。トースト、デザート、フルーツ、コーヒーやホットココアに振りかけても美味しくいただけます。

ウコン(ターメリック)

ウコンはクルクマ・ロングァという植物の根茎から取れる鮮やかなオレンジ色のスパイスです。カレーやシチュー、肉・魚の味付けに広く使われますが、抗炎症・抗菌作用があり、健康効果も期待されています。Medline Plusによると、初期の研究でウコンが悪玉コレステロールと総コレステロールを低下させることが示されています。ウコンの有効成分クルクミンは肝臓の遺伝子に働きかけ、コレステロール除去を促すタンパク質の産生を増やします。

使い方:カレー粉に含まれる量は少ないため、純粋なウコン粉やクルクミンサプリを利用すると効果的です。カレー、レンズ豆スープ、炒め物、肉・魚の味付けに活用してください。

ショウガ

ショウガは風味だけでなく、心臓病患者にも有益とされています。メリーランド大学医療センターの報告によると、ショウガに含まれるジンゲロールやショガオールがコレステロール低下と血液凝固抑制に寄与する可能性があります。

使い方:すりおろしたショウガは料理やデザート、飲み物に加えるとさわやかな風味が楽しめます。炒め物、スープ、マリネ、ソースに使用したり、酢漬けにしたガリとしても人気です。エキストラクト、チンキ、カプセル、オイルでも摂取できます。

ローズマリー

ローズマリーは消化不良や頭痛など幅広い症状に用いられるハーブです。カフェ酸とロスマリン酸という強力な抗酸化物質を多く含み、血流改善や高コレステロール・高血圧の低減に効果があるとされています。

使い方:肉や魚の味付けに加えるほか、ソース、キャセロール、マリネ、サラダドレッシングにも利用できます。

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