トリグリセリドが高くなる原因と対策

大きな食事をした後、体はすぐに使わないカロリーをトリグリセリドに変換します。トリグリセリドは脂肪の化学形態で、脂肪細胞に蓄えられ、次に食事ができないときのエネルギー源となります。しかし、過剰に食べ続け、蓄えた脂肪を消費しないと、トリグリセリドが血中に過剰に蓄積し、血中トリグリセリド値が上昇します。米国心臓協会によれば、150 mg/dL を超えると心疾患や心筋梗塞のリスクが高まります。

トリグリセリドが上昇する主な原因

飽和脂肪酸・トランス脂肪酸の過剰摂取

マサチューセッツ大学医学部の研究は、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸がトリグリセリド値を直接上げることを示しています。飽和脂肪酸は赤身肉、揚げ物、バター、チーズに多く含まれ、加工スナックや高脂肪食品にはトランス脂肪酸が使用されます。これらの脂肪は体内でトリグリセリドに変換され、脂肪細胞に蓄えられます。最初は制限が難しい場合は、オリーブオイル、ナッツ、キャノーラ油などに含まれる多価不飽和脂肪酸・一価不飽和脂肪酸に置き換えるとよいでしょう。

アルコールの摂取

アルコールは摂取直後にトリグリセリド値を急上昇させます。糖分が多く含まれるため、糖からトリグリセリドへの変換が速く進みます。ワイン、ビール、蒸留酒を大量に飲み続けると、トリグリセリド値が長期間にわたり高止まりします。アルコールに敏感な人は、少量でもトリグリセリド値に大きな影響を与えることがあります。

糖質の過剰摂取

食事で炭水化物を摂取すると、体はまず糖をエネルギーに変換し、余剰分は速やかにトリグリセリドへと変わります。パスタや菓子類などの単純炭水化物は、エネルギーとして使い切れない場合、脂肪細胞に脂質として蓄積されます。マサチューセッツ大学医学部は、トリグリセリド値が高い人は各食品群の中で最も健康的な選択をすることを推奨しています。例えば、白米や白パンの代わりに全粒穀物や玄米を選びましょう。

予防と改善のポイント

  • 飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取を減らし、オリーブオイルやナッツなどの不飽和脂肪酸に置き換える。
  • アルコールは適量に抑え、特に空腹時の飲酒は避ける。
  • 糖質は全粒穀物や食物繊維が豊富な食品に置き換え、過剰摂取を控える。
  • 規則正しい食事と適度な運動でエネルギー消費を増やし、余剰カロリーを蓄積させない。

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