LDLを直接下げる方法

はじめに

コレステロールについて聞くだけで、正しい知識がない人はネガティブなイメージを抱きがちです。実は、適正な範囲にあるコレステロールは体にとって必要不可欠で、神経を保護したり細胞膜を作ったりします。しかし、血液中にLDL(いわゆる“悪玉コレステロール”)が過剰にあると、動脈壁にプラークが付着し血管が狭くなります。結果として心臓病のリスクが高まります。ここでは、LDLを効果的に下げ、心臓病予防につなげる具体的な手順をご紹介します。

必要なもの

  • コレステロール検査(血液検査)

手順

  1. LDLとは何かを理解する

    LDL(低密度リポタンパク)は血液中でコレステロールを運搬する主要な粒子です。コレステロールは水に溶けないため、肝臓へ運ばれ体外へ排出されますが、LDLが過剰になると血管壁に沈着し、動脈硬化を引き起こします。

  2. 「直接LDL」の測定方法

    「直接LDL」は、絶食せずに採血した血液から測定される数値です。理想的な範囲は 100〜128 mg/dL。130〜159 mg/dL はやや高め、160 mg/dL 以上は高値と判断されます。

  3. HDLとの違いを確認する

    HDL(高密度リポタンパク)はLDLとは逆に、余分なコレステロールを肝臓へ運び除去する役割があります。男性は 40 mg/dL 以上、女性は 50 mg/dL 以上が望ましいレベルで、数値が高いほど心臓病予防に効果的です。

  4. 食事でLDLを抑える

    動物性食品にはコレステロールが多く含まれます。肉を摂取する場合は脂身の少ない部位を選び、乳製品は低脂肪タイプに切り替えましょう。野菜や果物を中心とした食事にシフトすることが重要です。

  5. 適度な運動を取り入れる

    運動は体脂肪を減らし、血圧を下げ、LDLを低下させます。米国心臓協会と米国スポーツ医学会(2009)のガイドラインでは、18〜65 歳の成人は週5日、1回あたり30分以上の中強度運動を推奨しています。

  6. 必要に応じて薬物療法を検討する

    食事と運動だけでは効果が不十分な場合があります。遺伝的にコレステロールが高くなりやすい体質の人は、医師の指導のもとスタチン系薬(リピトール、プラバコール、メバコール、クレストール、ゾコールなど)を使用し、肝臓でのコレステロール除去を促進します。

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