血中コレステロールが高くなる原因は?
血中コレステロールが高い状態(高コレステロール血症)は、血液中にコレステロールが過剰に存在することを指します。動脈壁に脂肪が沈着しやすくなる動脈硬化のリスクが高まり、血管が狭く・硬くなることで血圧上昇や心筋梗塞、脳卒中などの重篤な疾患につながります。原因を正しく理解し、対策を講じることが重要です。
食事
- 飽和脂肪酸・トランス脂肪酸・コレステロールを多く含む食品(脂肪の多い肉類、全脂乳製品、揚げ物、加工食品、スナック菓子)を頻繁に摂取すると、血中のLDL(悪玉)コレステロールが上昇しやすくなります。
- 逆に、果物・野菜・全粒穀物・青魚などに含まれる食物繊維やオメガ‑3脂肪酸はHDL(善玉)コレステロールを増やし、総コレステロールを下げる効果があります。
体重
- 肥満は血中コレステロールを上昇させる大きな要因です。米国メイヨークリニックの調査によれば、体重を5〜10ポンド(約2.3〜4.5kg)減らすだけでもコレステロール値が改善されます。
生活習慣
- 座りがちな生活は血中コレステロールを上げやすくします。定期的な有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)はLDLを減らし、HDLを増やす効果があるため、コレステロール管理に欠かせません。
タバコ
- 喫煙はHDLコレステロールを低下させ、結果的に総コレステロールが上がります。禁煙することでHDLが回復し、血中コレステロールのバランスが改善されます。
遺伝
- 家族性高コレステロール血症など、遺伝的要因で体内のコレステロール産生が過剰になることがあります。この場合でも、食事・体重管理・運動は症状のコントロールに重要です。
