線維筋痛症は炎症性疾患とみなされるか?
線維筋痛症は広範囲にわたる慢性疾患で、研究は進んでいるものの依然として謎が多いです。体の細胞に炎症や組織の損傷が見られないため、炎症性疾患とはみなされません。
痛み
線維筋痛症患者が最も頻繁に訴えるのは、止まらない痛みです。筋肉や腱に鈍く深い痛みとして感じられます。
圧痛点
股関節、膝、肩などの圧痛点が敏感になることが多く、診断基準としては、18か所のうち少なくとも11か所が圧痛を示す必要があります。
睡眠障害
十分な睡眠を取っても極度の疲労感が残ります。患者はREM睡眠(第4段階)に到達できず、体の回復が妨げられます。むずむず脚症候群など、線維筋痛症に関連する症状も睡眠を妨げます。
原因
正確な原因は不明ですが、身体的ストレスや感染症が症状を引き起こす可能性が示唆されています。
研究結果
UCLAのサン・ポール・アマンド教授は2006年1月の論文で「線維筋痛症は自己免疫疾患でも炎症性疾患でもない」と述べています。細胞レベルで炎症は確認されず、抗体も検出されず、組織破壊も見られません。そのため、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は症状改善に効果がありません。
