高脂血症予防
高脂血症は、血中のコレステロールや中性脂肪といった脂質が過剰になる状態です。生活習慣が主な原因ですが、糖尿病、甲状腺機能低下症、腎臓病などの合併症としても起こります。脂質が増えると動脈壁に脂肪沈着が進み、血管が狭く硬くなるため、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。予防には、生活習慣の見直しと必要に応じた薬物療法の組み合わせが有効です。
自己管理で予防
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食事の改善:1日の総エネルギーのうち脂質は25~35%に抑え、飽和脂肪酸は全エネルギーの7~10%以下にします。トランス脂肪酸はできるだけ避け、食事性コレステロールは1日200 mg未満(300 mgでも効果あり)を目安にします。
脂質やコレステロールを減らす代わりに、果物・野菜・全粒穀物を中心に摂り、低脂肪乳製品、赤身肉、オメガ3を含む魚、豆腐・納豆・大豆製品、適量のナッツ類を取り入れましょう。また、食物繊維や植物ステロール(ステロールエステル)を多く含む食品は、コレステロールや中性脂肪の低下に役立ちます。
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適度な運動:週に3~5回、30~60分程度の有酸素運動を行うと、体重管理と脂質改善に効果的です。初心者はウォーキングやサイクリングから始め、徐々にジョギング、スイミング、各種スポーツなどバリエーションを増やすと継続しやすくなります。
薬物療法で予防
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食事や運動だけで脂質が十分に低下しない場合は、医師の指導のもと薬物療法が必要です。コレステロールが高い場合はスタチンが第一選択薬として用いられ、他にもコレステロール吸収阻害薬や胆汁酸結合樹脂が処方されることがあります。これらは腸や肝臓でのコレステロール吸収・再吸収を抑制し、血中濃度を下げます。
中性脂肪が主に問題となる場合は、ナイアシンやフィブラート系薬剤(単独または併用)が使用され、血中トリグリセリドの排泄を促進します。
