カフェインがスタチンの有効性に与える影響

脂質代謝は医療研究において十分に解明されていない領域です。また、スタチンを処方された患者の半数未満しか長期的に服用し続けていないことが医師の間で指摘されています。そのため、医師はコレステロール低下のための侵襲性の低い手法として、コーヒーやカフェインといった身近な食材の効果を検証しています。

カフェインの保護効果

アーカンソー州の家庭医、マイケル・エイデス氏は、American Journal of Clinical Nutrition に掲載されたデータによると、特定の人々においてカフェイン摂取はスタチンよりも心疾患予防に有効であると指摘しています。特に、現在心血管疾患がなく、1日4杯のコーヒーを飲む高齢者に顕著な効果が見られました。

カフェインの不利な点

Journal of Cardiovascular Drugs and Therapy に掲載された動物実験では、イエ・ユメイ氏とアブ・サイド氏が、スタチンは心筋梗塞時の組織死を防げる一方、スタチンと併用したカフェイン摂取は心筋梗塞後の組織損傷を防げなかったことを報告しています。

さらなる研究の必要性

同誌に掲載された別の記事では、ニールス・P・リクセン氏とデレック・J・ハウゼンロイ氏が、今後の研究課題として、コーヒー飲用者の遺伝的タイプ、血中カフェイン濃度の測定方法、心筋梗塞直後のスタチン使用の保護効果などを挙げています。

カフェインとピオグリタゾンの併用

ヒュージズ氏とステンツ氏によるヒト試験では、エフェドリンと抗糖尿病薬ピオグリタゾンとカフェインを組み合わせることで、軽度の肥満患者のコレステロール値を改善できることが示されました。これは、カフェインが糖尿病予防にも寄与する可能性があることを裏付けています。

インフルエンザ予防への応用

世界知的所有権機関(WIPO)は、スタチンとカフェインを組み合わせた方法が、さまざまなインフルエンザ株に対する予防効果を持つとする技術を紹介しています。

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