コレステロールは肝臓で自然に合成されますが、食事からも摂取します。体の正常な機能に必要なものですが、過剰になると健康を損なうため、適切に管理することが重要です。

定義

コレステロールは血液中を循環する脂質の一種です。過剰なコレステロールは血管内壁に沈着し、動脈や毛細血管を詰まらせることでさまざまな健康リスクを引き起こします。

腎臓への影響

総コレステロールと低密度リポタンパク(LDL)コレステロールが高いと、腎臓の細い血管が詰まりやすくなり、腎機能障害を招く可能性があります。

心臓との関係

高コレステロールは心臓病の主要因です。心臓が正常に血液を送り出せないと、腎臓へ供給される血液量(全血流の約20%)も減少し、腎臓の機能が低下します。

コレステロール管理のポイント

腎機能を維持するためには、コレステロールを適切にコントロールすることが重要です。脂肪分の多い食品を控え、野菜や果物を中心としたバランスの良い食事に切り替えましょう。

検査と目標値

慢性腎臓病の方は、少なくとも年に一度はコレステロール検査を受けることが推奨されます。症状や病状に応じて、医師が検査頻度を増やすこともあります。目安となる数値は次のとおりです。

  • 総コレステロール:200 mg/dL 未満が理想、200〜239 mg/dL が境界域
  • LDL コレステロール:100 mg/dL 未満が理想、130〜159 mg/dL が境界域