HDLとLDLが高いときのリスクと対策
健康な心臓を保つためにはコレステロール値の管理が欠かせません。HDL(善玉コレステロール)とLDL(悪玉コレステロール)の合計が高すぎると、心血管疾患などのリスクが高まります。ここでは、HDLとLDLの理想値、リスク、そして改善策をわかりやすく解説します。
理想的なHDLレベル
医師にリポタンパク質プロファイル検査を依頼しましょう。この血液検査でHDL、LDL、トリグリセリド(体内の脂肪量)を測定できます。
HDLはコレステロールを減らす働きがあるため、数値が高いほど良いとされています。男性の平均は40〜50 mg/dL、女性は50〜60 mg/dLです。理想は男女ともに60 mg/dL以上です。
HDLが高くても、LDLやトリグリセリドが高いと総コレステロールが200 mg/dLを超え、リスクゾーンに入ることがあります。
LDLが高いときの対策
まずは目標LDL値を設定します。LDLはコレステロールを上昇させ、数値が高いほど心筋梗塞や脳卒中のリスクが増大します。190 mg/dL以上は「非常に高い」とされ、理想は100 mg/dL未満、できれば70 mg/dL未満です。
次回の血液検査までにLDLを10 mg/dL下げる目標を立て、目標達成まで継続的に設定していきましょう。
高HDLのメリット
高いHDLは動脈硬化(アテローム性動脈硬化)を防ぎ、心臓病のリスクを低減します。特に家族に心筋梗塞や脳卒中の既往がある場合は、HDLを高く保つことが重要です。
高LDLのリスク
LDLが増えると動脈壁にプラークが蓄積し、動脈硬化が進行します。これにより心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。
さらに、血圧が高い、糖尿病があるなどの併存症があると、冠動脈疾患のリスクはさらに上昇します。
HDLを上げる方法
生活習慣の改善が最も効果的です。喫煙やタバコ製品の使用をやめ、適正体重を維持し、2〜3日に1回は30〜60分の有酸素運動を行いましょう。
脂肪分の少ないバランスの取れた食事も重要です。鶏肉、魚、全粒穀物、果物、野菜、食物繊維が豊富な食品、低脂肪または無脂肪の乳製品を選びましょう。
LDLを下げる方法
医師に低コレステロール食を相談し、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸の多い食品を減らすことから始めましょう。赤肉を減らし、赤身肉、魚、鶏肉に置き換えると効果的です。
定期的な運動もLDL低下に欠かせません。生活習慣だけで効果が不十分な場合は、医師が薬物療法を提案することがあります。
