自然な方法でコレステロールを下げる治療法
運動
定期的な運動はコレステロール全体の改善に役立ちます。中〜高強度の有酸素運動は特に善玉コレステロール(HDL)を上げる効果が高いです。耐久アスリートになる必要はありません。米国医学会誌(JAMA)での研究では、座りがちな生活から適度な運動に切り替えた人は、特に女性でHDLが上昇したことが示されています。また、運動強度を上げてもコレステロール値に大きな追加効果は見られませんでした。
健康的な脂肪の摂取
脂肪の種類と量を見直すことで、総コレステロールを下げつつ、HDLは維持または増加させることができます。米国心臓協会は、トランス脂肪酸、飽和脂肪酸、コレステロールの摂取を制限することを推奨しています。心臓病の既往がない人は1日300mg未満、心疾患がある人は200mg未満を目安にしましょう。メイヨークリニックは、飽和脂肪を不飽和脂肪に置き換えることを勧めています。魚介類、オリーブオイル、アーモンドやくるみなどのナッツは良質な不飽和脂肪の代表です。
サプリメント
魚油サプリは血中中性脂肪(トリグリセリド)を減少させる効果が知られています。その他、コレステロールに効果が期待できるサプリとして、ホップ、アーティチョーク、にんにく、そして水溶性食物繊維の一種であるサイリウム(プシリウム)などがありますが、効果が確実に証明されたものは限られています。メイヨークリニックは、これらの成分は安全性が高く、一定の効果が期待できるとしています。
ストレス軽減
オレゴン州立大学の研究によると、ストレスや敵意を抱える男性は、悪玉コレステロール(LDL)が高くなる傾向があります。特にストレス対処能力が低い場合に顕著です。一方、ストレス管理が上手な人は善玉コレステロール(HDL)が高くなることが分かっています。ストレス軽減は血圧の低下など、心血管系全体に好影響を与えます。
禁煙
喫煙は善玉コレステロール(HDL)を低下させます。禁煙することで総コレステロールバランスが改善し、HDLが上昇することが期待できます。
