リポタンパク質(A)とテストステロン療法
テストステロン療法とコレステロール
テストステロン療法は、男性・女性のテストステロン欠乏(低ゴナド)に対して行われます。男性の場合、勃起障害・不妊・筋肉・骨量の減少・体毛・ひげの減少・乳房肥大などが現れます。女性では、性欲低下・ホットフラッシュ・集中力低下・疲労感が主な症状です。
投与方法は経口、注射、皮膚パッチ、局所ジェルなどがありますが、リスクも伴います。主な副作用はにきび・皮膚刺激・むくみ・乳房肥大です。また、精子産生の抑制・睾丸萎縮・前立腺の良性増殖、さらには乳癌や前立腺癌のリスク増大が報告されています。
コレステロールへの影響として、テストステロンは善玉コレステロール(HDL)を減少させ、悪玉コレステロール(LDL)を増加させます。さらに、遺伝的にLDLに似たリポタンパク質A(Lp(a))の血中濃度も上昇しやすくなります。これらは心血管疾患リスクを高める要因です。
注意点
高コレステロールの方は、医師が特に推奨しない限りテストステロン療法を開始すべきではありません。まずは担当医に現在のコレステロール値とテストステロン欠乏の疑いについて相談し、既往歴や他の疾患と合わせて最適な治療方針を検討してください。
