HDL(善玉コレステロール)が低いときの症状と対策

定義

HDL(高密度リポタンパク)は「善玉コレステロール」と呼ばれ、動脈から肝臓へコレステロールを運び、体外へ排泄させる働きがあります。理想的なHDL値は60 mg/dL以上です。男性で40 mg/dL未満、女性で50 mg/dL未満は低いと判断されます。

判定方法

HDLの数値は血液検査(脂質パネル)で測定します。血液中のコレステロール総量とともに、HDLだけを測定することで正確に把握できます。

影響

HDLが低いと、LDL(悪玉コレステロール)が高くなる傾向があります。これにより高血圧や血糖上昇、メタボリックシンドロームなどのリスクが高まり、狭心症、心筋梗塞、脳卒中といった心血管疾患につながる可能性があります。

専門家の見解

2008年7月号(Arteriosclerosis, Thrombosis and Vascular Biology)に掲載された研究では、HDLが低下すると短期的な言語記憶力が低下するリスクが61%上昇することが報告されています。つまり、HDL低下は記憶力低下とも関連がある可能性があります。

リスク要因と対策

喫煙、肥満、運動不足の人はHDLが低くなりやすいです。喫煙をやめ、適正体重を維持し、1日30分以上の有酸素運動を行うことでHDLを上げることが期待できます。

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