コレステロールは正常でも中性脂肪が高い場合の原因と対策
コレステロールパネルでは、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、そして中性脂肪(トリグリセリド)を測定します。これらは血液中を循環する脂質で、各数値を把握することは健康維持に欠かせません。
コレステロールと中性脂肪の正常値
米国心臓協会は、総コレステロールの望ましい上限を200 mg/dLと定めています。中性脂肪の正常範囲は150 mg/dL未満です。
糖尿病が原因の場合
高コレステロールを伴わない中性脂肪の上昇は、未治療の糖尿病が原因になることがあります。過剰な炭水化物は体内で中性脂肪に変換され、血流に放出されます。
甲状腺機能低下症(甲状腺低下)
甲状腺ホルモンが不足すると中性脂肪が上昇します。また、エストロゲン治療は甲状腺ホルモンの分泌を抑制し、同様に中性脂肪を高めることがあります。
アルコールの過剰摂取
アルコールは肝臓での中性脂肪産生を促進し、血中に過剰に放出させます。慢性的な飲酒は膵炎を引き起こし、インスリンの働きを阻害して血糖と中性脂肪のコントロールが困難になります。
薬剤の影響
一部のHIV治療薬やベータブロッカー、経口避妊薬、利尿薬、ステロイド、タモキシフェンなどは中性脂肪を上昇させることがあります。
中性脂肪を下げる方法
カロリー、特に炭水化物の摂取を減らすことで中性脂肪は低下します。アルコールは完全に除去し、1日30分以上の有酸素運動を継続すると効果的です。
